知らないと損!大人向け書道セットは自分で作れる【安くて実用的編】

大人向け書道セット 必要なものだけ揃えよう
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でー太
でー太

なるべく安く、必要な道具を揃えたいんだけど。

「子ども向け習字セットはイヤだけど、本格的なものも要らない」という、初心者の方は多いと思います。

私も、そうでしたから。

すみよ
すみよ

あなたに必要なものだけを選んでみましょう。

家で練習したり、教室に持って行ったり。

そんなときに必要なものをピックアップしてみました。

もし、先生から道具の指定があれば、それを使ってくださいね。

教室によっては、入会キャンペーンなどで道具がプレゼントされることがありますので、ご確認ください。

また、お子さんから大人まで、どなたでも長く使える「習字バッグ(?)」も後半でご紹介しています。

ご参考までにどうぞ!

持ち運び用のケース:呉竹「書道用具収納ケース」

蓋は半透明
新品です! フタは半透明、カチッとしまります

仕切り板が動かせて、2種類の硯のサイズに対応

五三寸硯を入れたところ
①五三寸の硯を入れたところ
仕切りが動かせる
仕切り板を手前に移動させると
四五平硯を入れたところ
②四五平の硯がピッタリ

①が五三寸(ごさんずん:約150 × 90mm)の硯を入れたところ。

②が四五平(しごひら:約 135 × 75mm)の硯を入れたところ。

仕切り板が移動でき、しっかり硯をおさえてくれます。

ですから、運ぶときに硯がカタカタと動きません

五三寸(ごさんずん)・四五平(しごひら)とは

硯の規格のこと。

五三寸(ごさんずん): 約150 × 90 mm

四五平(しごひら): 約135 × 75 mm

今まで、これの古いタイプを約10年(子どもも含めて)使っていました。

硯:プラスチック製

硯(プラスチック製)
表:一応、墨も磨れます
墨池(裏)
裏:液体墨をたっぷり
すみません、汚れがとれなくて(;^_^A

液体墨だけなら、プラスチック製でも大丈夫

表と裏で、墨を一応磨ることができる面と、液体墨をたっぷりためられる面があります。

大きめの筆を使う場合は、四五平(しごひら:約 135 × 75mm)より五三寸(ごさんずん:約150 × 90mm)の方がいいかもしれません。

これはとても軽いので、書道用具収納ケースに入れた状態で使った方が安定感があります。

動きがダイナミックな方(笑)は、注意が必要かも。

液体墨だけなら、セラミック製、食器(!)、プラスチック製でOK

硯の表面には鋒鋩(ほうぼう)といって、細かい凹凸があります。そのために墨を磨ることができるのですが、墨を磨らないなら、この鋒鋩はないほうがよいのです。毛をそろえるために硯に触れるたびに、毛が消耗してしまうからです。

人気商品の一つに「両面硯」が販売されています。セラミックでできていて、片面は墨を磨れ、片面は墨が磨れない、液体墨用のものです。墨を磨らないなら、硯と決めずに、食器やプラスチック製のものなどを自由に使ってよいでしょう

天来書院編著『筆墨硯紙事典』天来書院、2009、p.150より
すみよ
すみよ

書道家のYouTubeをご覧になることがあれば、墨を何に入れているか、チェックしてみてくださいね。
石の硯以外もよく使われています。

先生によって、固形墨派と液体墨派が

硯は、石の方がいいんじゃないの?

墨は、磨らなくていいの?

先生によっては、「固形墨しか認めない!」こともあるそうですので、事前にご確認くださいね。

固形墨を磨るのって、心が落ち着いて、とても貴重な時間だと思います。

しかし、初心者のうちは、書くことだけで精一杯。

私は、大人の書道教室で墨を磨ったことがありません。

高校時代に仮名を書いていたときは、墨の量が少ないので、磨っていたんですが・・・

ということで、使っていない石の硯が2つも家にあります。

文鎮:ケースに入る長さのものを

五三寸硯を入れたところ
この文鎮は21cm

1本でも、2本組でもいいので、ケースに入る長さのものを。

大筆・小筆

大筆小筆
大筆と小筆(または太筆と細筆)

兼毛(けんもう)が、おすすめです。

適度な硬さがあるので、書きやすいと思います。

兼毛(けんもう)とは[兼毫(けんごう)とも言います]

兼毛の名の通り剛毛と柔毛の混ざり合った筆です。柔剛兼毛には、同じ獣毛の柔らかい毛と硬い毛を混ぜたものや、異なった獣毛を混ぜ合わせたものなど種類も豊富です。羊毛の割合が多いとやわらく、馬、狸、鹿の割合が多くなると弾力があり強い筆となります。

広島筆産業株式会社ホームページ「筆の選び方」より

筆巻

通気性が大事なので、竹を糸でつないだタイプがいいですね。

下敷

厚さは2mmが、おすすめ。

無地タイプと罫線入りタイプがあります。

罫線入りには、実はいろいろ種類があって

名前用スペースや周囲の余白の取り方など、様々なパターンが存在します

買う場合は、書くものに合わせないと無駄になってしまいますので、事前にご確認を。

結局、使わなかったものがあります・・・

「罫線入り下敷は、ダメ!」という先生もおられる、とか。

もし、分からないときは、「無地」が無難です。

▼罫線入り下敷きは、タイプがいろいろありますので、事前によくチェックしてくださいね。

書道の下敷きって、どんなタイプがあるの?【罫線入り下敷き編】

液体墨

液体墨を墨池に注いでいるところ

作品用と練習用が、あります。

作品用は、液を乾かすと、水で濡らしても溶けません。

提出するものは、作品用を使うように指示されると思います。

作品用の方が高価ですので、おうちで書くだけなら、特にこだわらなくていいですね。

全部合わせて、8,000円以内が目安かも

私のように「固形墨と石の硯が、家で眠ったまま」という方が、一定数おられる気がします(笑)

「必要なものだけをそろえる」というコンセプトで、ご提案すると。

「固形墨を使わず、液体墨だけで半紙サイズを書く」場合、以下のお値段が大体の目安かと思います。

40代後半から書道を再開して8年目の、私の経験上の数字ですので、ご参考までに。

携帯用ケース~700円
硯(プラスチック製)~500円
文鎮(ケースに入る長さ)~500円
大筆・小筆(ともに兼毛)あわせて~3,500円
筆巻(竹製)~800円
下敷(※無地または罫線入り、厚さ2mm)~800円
作品用液体墨(200㏄)~800円
半紙(100枚)~500円
合計~8,000円
すみよ
すみよ

2024年現在、筆が値上がりしています・・・

持ち運びに必須のバッグ:自立型がおすすめ

ライオン事務器ビジカル
マチ幅10cm、厚手シートでしっかり自立

自立するので、物の出し入れが簡単

すみよ
すみよ

「書道の道具をどうやって持ち運んだらいいんだろう」とお悩みのあなたへ。

道具を出し入れしやすい形を選んでみました。

バッグの入口部分にファスナーやフタがあると、物の出し入れに手間がかかりませんか?

「ファイルボックスのような形が使いやすいかも」と思っています。

これなら自立するので、机や椅子などに置いても倒れる心配をしなくてすみます。

道具がスッキリ入ります

バッグにはいります
これが全部入ります
バッグを上から見たところ
33cmの筆巻きが、横向きに入ります

A4がスッポリ収まるサイズで、家の棚にも置きやすい!

もし墨で汚れても、濡れた布で拭けば、きれいになりますよ。

おまけ:お子さんにもおすすめの習字バッグ

我が家の子ども用に使っていたのが、B4サイズの、このバッグ。

前の「自立型バッグ」と同じ収納方法で、道具一式が収まります。

持ち手の長さを変えられる2WAYタイプ

手提げにも肩掛けにもなるので、使いやすい方を選べますよね。

習字以外にも使える

小学校と中学校の書写の授業が終わると、習字バッグって要らなくなりますよね。

でも、このバッグなら他の用途に使っても違和感がありません。

もともと小旅行やビジネス用として作られているもので、丈夫です。

すみよ
すみよ

子どもと私、合わせて10年使いました。
大切に使えば、かなり長持ちしますよ。

まとめ

大人用の書道セットが、いろいろ販売されています。

じっくり中身を確認すると、自分では使わないものも含まれていたり・・・

少し面倒ですが、自分でひとつひとつ選べば、無駄がありません。

必要なものがあれば、その都度買い足していけば、十分間に合いますヽ(^。^)ノ

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