忙しい大人にとって、書道の魅力ってなんですか?

忙しい大人に書道
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書道は、簡単に言うと「筆で字を書くこと」です。

でー太
でー太

それのどこが面白いの?

何が楽しいのか、不思議ですよね。

趣味として書道を長く続けている人は、何に魅力を感じているのでしょうか。

仕事や家事の忙しさ、子どもの受験、親の介護などなど、ストレスが次々押し寄せてくる大人にこそ、書道はぴったりなんです。

すみよ
すみよ

40代後半から書道を再開した私が、書道の魅力をお伝えします。

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ストレス解消になる

葉から流れる雫と水面の波紋

集中できる

筆づかいに慣れてくると、筆の穂先の形が立体的に把握できるようになります。

筆の、どのあたりを使って、どの方向に、どのくらいの速さで動かせば、思った通りの線が書けるかが分かってきます。

その線を書くには、墨の量も、どのくらい必要か見当がつくようになるのです。

お手本を見ながらでも、自分の創作でも構わないと思います。

筆と対話している間、深く集中することができるんです。

でも、疲れない?

墨の香りでリラックス

書道の先生のご自宅や、学校の書道部の部室に入ったとき、ふわっと墨の香りを感じて、なぜかホッとした経験は、ありませんか?

墨の原料の一つである膠の匂いを消すために用いられた香料は、使う人の気持ちを落ち着かせるという副次的な作用もあります。

株式会社墨運堂ホームページ
「墨のQ&A」より

膠(にかわ)とは

獣や魚の皮・骨などを水で煮沸し、その溶液からコラーゲンやゼラチンなどを抽出し、濃縮・冷却し、凝固させたもの。

リラックスした状態で、集中した時間を持つことは、ストレス解消に効果があるようです。

私は、道具を片付けたあと「さあ、もう少しがんばろうかな」という気分になっています。

自分のために書こう

ここで大切なのは、「自分のために書く」ということ。

昇級昇段やコンテスト入賞を目標にすると、モチベーションを保つ効果はありますが、ストレスがたまってしまいます。

書いた作品の評価は、オマケだと思ったほうが気が楽です。

また、他の人と、これまでの経験や段級位などで比較するのも、よくないですね。

▼字の上手い下手なんて関係ない、ただ自分と向き合う時間をつくりたい方には、写経もおすすめ。

東京・成田山深川不動堂で写経体験【ひとりでもお寺写経編】

書く時間と場所を確保しよう

庭が見える場所にある硯箱

自宅で

書道をするための、時間と場所を決めてはいかがでしょうか?

私は、土日の午後2時から4時くらいまで、リビングのテーブルで、「書道タイム」です。

テーブルの上は、きれいに片づけて、書道道具だけを並べれば、集中しやすくなります。

教室で

「自宅ではなかなか集中できない」という方には、書道教室通いも選択肢の一つです。

教室開催の時間は大抵決まっているので、その時間だけでも集中することを楽しんでみませんか。

▼「こんなはずじゃなかった」とならないように、教室選びは慎重に。

大人が書道教室を選ぶとき、チェックすべき6つのポイント

まとめ

ストレスがたまっている大人にこそ、味わっていただきたい書道の魅力。

私の通う教室の先輩は、ご主人を亡くされたとき「書くことだけが心の支えでした」とおっしゃいました。

「そんな辛いときに、なぜ書く気になれたのかな」と、当時私は理解できませんでした。

しかし、書道のストレス解消効果を実感している今、「心の支え」の意味がよく分かります。

自分のために書く。

書道って、人生の良い伴走者になってくれるかもしれませんね。

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