「書道を始めたい!」ときにおすすめの本【教養編】

書道を始めたい! おすすめの本
当ブログはアフィリエイト広告を利用しています。

「書道を始めたい」

「書道をもう一度始めたい」

でー太
でー太

何となく、きっかけがなくって。

何かを始めるって、気力が要りますよね。

そんな方の背中をポンっと押してくれる本をご紹介したいと思っています。

このページを更新していきますので、ときどき遊びに来てくださいね。

ここでは、いわゆる「独学本」は具体的にご紹介していません、ゴメンナサイ。

スポンサーリンク

前田鎌利著『世界のビジネスエリートを唸らせる教養としての書道』

2023年12月に出版された本です。

すみよ
すみよ

比較的新しいですよ!

著者はどんな人?

著者は、幼少のころから書道を学び、大学の書道科へ。

卒業後は、通信業界を経験し、書家・プレゼンテーションクリエイターなど多方面でご活躍中。

ここに注目してほしい!

習字を朱で添削される

私は、書道は「ただお手本をまねして、練習を重ね、上手く書けなかったら朱で修正され、昇段試験に提出して昇級・昇段して、展覧会に出品して賞を取る」という道だけがゴールではないと思っています。

前田鎌利『世界のビジネスエリートを唸らせる教養としての書道』自由国民社,2023年,p.303
すみよ
すみよ

「この言葉を待っていた!」という感じです。

「うまく書けないから恥ずかしい」

「いつも朱で修正されるから、面白くない」

「昇段試験に落ちた・・・」

でー太
でー太

全然上達しないんだもん・・・

このように言って、書道教室を辞める人もおられますよね。

これでは、書道人口が減るのも当たり前かも。

私自身も、ときどき「辛抱強くないと書道は続かないのかな」と思いながら、朱筆の跡を見つめるときがあります(笑)

海外の方が書道に感動!?

冒頭は、海外での書道パフォーマンスの写真。

海外の方が書道に興味を持っているエピソードには、引き込まれます。

書道は気軽に楽しんでいい

書道作品に桜のスタンプ

書道体験に来た外国人の方に、「日本人は皆、筆で文字を書くことができるのですか?」と聞かれたことがあります。

私は、
「はい。みんな書けますよ」
とお伝えしました。
 そのとき、海外の方は非常に驚かれたのと同時に、日本が伝統文化教育を徹底していることにとても感心されました。

(中略)

もう一度いいます。
「日本人は皆、書が書けますよ」

前田鎌利『世界のビジネスエリートを唸らせる教養としての書道』自由国民社,2023年,p.33〜38

著者が、一番言いたいことは、ココだと思います。

誰もが一度は手にしたことがある筆。

書けるだけで、いいんです・・・か?

でー太
でー太

本当?

書くだけでいいなら(笑)、どなたでもできますよね!

それで、喜んでいただけるなら、お安い御用です(/・ω・)/

肩の力が一気に抜けていく瞬間でした。

まとめ

知っておくと楽しくなる、書道のあれこれが、たくさん掲載されています。

紙面に限りがあるので、広く浅くは仕方がないこと。

散りばめられたキーワードから、あなたの書道の新しい旅がきっと始まります!

さぁ、自信を持って筆を持ちましょう!

酒井順子著『字を書く女 中年書道再入門』

字ギレイになって女を磨こう!
書道雑誌『墨』の人気連載を書籍化!

人気エッセイスト、酒井順子さんの書道体験記&文字をめぐるエッセイ
著者が2年にわたって書道のお稽古を体験。筆をもつ楽しさ、写経の魅力、王羲之や空海の書についても独自の切り口で語ります。文字をテーマにしたエッセイも多数収録。美文字にあこがれる、あなたに贈る一冊 !

酒井順子著『字を書く女 中年書道再入門』2016年,芸術新聞社の帯より引用
  • 第一部 芸術新聞社Webマガジン連載のエッセイ(2015年1〜10月)
  • 第二部 書道雑誌『墨』連載のエッセイ(2013年1・2月号から2014年11・12月号)
すみよ
すみよ

子供のころ、お習字を習ったものの、忙しさに紛れて、そのままに。

50代手前で「もう一度、筆を持ちたいな」と思ったとき、手に取った本です。

書道の魅力が分かりやすく表現されている

紺紙金泥写経

今すべきなのは、次の一文字を書くことのみ、というその状況が、精神を鎮める。

酒井順子著『字を書く女 中年書道再入門』「般若心経を書くの巻」2016年,芸術新聞社,p.87

ひとつのことに集中しているうちに、気持ちが落ち着いてくる。

それが、書道のいいところ。

筆を持っているときに著者が考えていることが、分かりやすい言葉で綴られています。

完璧を目指さなくていい!と思える

楷書をマスターしたので行書を書いてみます。・・・と言いたいところですが、マスターするまで書いたら人生が終わりそうなので、何も考えずに今回は行書に挑戦します。

酒井順子著『字を書く女 中年書道再入門』「王羲之の行書に挑戦の巻」2016年,芸術新聞社,p.94

「マスターするまで書いたら人生が終わりそう」というところが、とても心に響きます(笑)

いろいろ楽しんでいけばいいかな、と気楽に思えるようになりますね。

先生にいろいろ聞きたくなります

「それは何ですか?」と、著者は先生に素直に質問しています。

書道(習字)教室って、先生にいろいろ聞きにくいんですよね、なぜか。

すみよ
すみよ

でも、多分それは、思い込み。

「こんなことも知らないのかと思われるかも」と、遠慮しなくてもいいんです。

分からないことがあれば、きちんと聞いた方がいいな、と勇気をもらいました。

まとめ

筆で文字を書くときに、頭の中ではいろいろな思いが駆け巡ります。

しかし、書き終わったころには、ほとんど忘れてしまっています(笑)

「私は縦の線を書くのが苦手であったのだ」という著者。

筆を持っているときの気持ちの移り変わりをひとつひとつ丁寧に文字にしています。

すみよ
すみよ

そうそう、こんなこと思うことがあるなぁ・・・

少しだけでも書道(習字)を経験された方なら、共感する部分がたくさんあるはずです。

今までの暮らしにちょっとだけ変化を!

そんなふうに思ったら、ぜひ手に取ってみてくださいね。

もし独学本をお探しなら

「本で書道(習字)を独学したい」と思う方もおられますよね。

ネットショップの本のレビューを見ていると、「私の好みの字ではなかった」「イメージと違っていた」などなど。

でー太
でー太

あらぁ・・・

字の好みって、本当に人それぞれ。

著者の「字」を確認してから購入を

独学用の本をお探しなら、書店や図書館等に足を運んで、本を実際に見てみてくださいね。

ネットショップで、本の中身を少し見ることができる機能があることも。

著者の字を確認してから、購入を決めるほうが安全です。

すみよ
すみよ

私もなるべく実際の本を見てから買うようにしています。

ぜひ、あなたにぴったりの本を見つけてくださいね!

おすすめ記事

忙しい毎日の中で、筆を持つ時間はリラックスタイムにもなります。

よろしければ、こちらもどうぞ!

タイトルとURLをコピーしました