筆を洗うとき、どれくらいの量の水を使っていますか?
洗っても洗っても、水が黒いままで、なかなか終わりが見えませんよね。
硯も洗うとなると、さらに手間がかかります。

黒い水をこんなに流して、環境汚染にならないかなとも思っていました
そんなとき見つけたのが、老舗の墨メーカー「墨運堂」さんのホームページ。
▼「墨運堂」さんのホームページでは、こんな解説が。
↓ Q47を参考にさせていただきました。
この方法で洗うと、驚くほど少ない水で筆と硯の墨を落とすことができました。
この「環境に配慮した洗い方」を私なりに実践しましたので、ご紹介します。
なお、墨運堂様より掲載の許可をいただいております。
筆を使い終わったら
硯に残った墨を筆に含ませます。
そして、書き終わった紙に文字を書くようにして墨を吸わせます。
少しの水を使って、硯の中で筆をやさしく洗う

用意するもの
- 書き終わった書道の紙
- 水差し(少量ずつ水が出せるもの)
- 水
①筆が吸い取れる量の水(2~3cc)を硯に入れ、硯全体を筆でやさしく洗います。


②硯の中の水(墨)を筆に含ませ、紙に塗っていきます。
①②を繰り返します。







墨の色があまり薄くならなかったら、もう少しこの作業を繰り返してみてください
水をためて、筆と硯をそれぞれ洗う

用意するもの
コップ半分程度(100cc)の水
①水の中で、筆を振り洗いします。
②その水を使って、硯を洗います。
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筆も硯もスッキリ!
筆と硯を洗い終わったら


筆は、毛の向きがそろうように整えて、吊り下げて乾かします。
硯も、水気を拭き取り、乾燥させます。
▼石の硯(墨を磨るタイプ)と、小筆の洗い方は、こちらをご覧ください。
今までの洗い方と比較
「環境に配慮した洗い方」で、実際に排水口に流した水は、結局100ccだけでした。
色は、うっすらと墨の色が残る程度。
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さて、ここで、気になることがあります
今までは、どのくらいの量の水を使っていたのでしょうか?
今までは、水を容器にためて、水が透明になるまで水を替えて、筆を洗っていました。
ということで、排水口に流す水を比較してみました。

右が従来の洗い方500cc
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こんなに水の量も色も、ちがうとは!
従来の洗い方の場合、使った水は500ccで、真っ黒でした。

かなり節水モードで、洗ったんですが
墨運堂さんのメッセージ
学校や塾でもこの筆洗いの方法を子供さん達に教えて戴けましたら、環境問題の実践教育になりますし、道具を大切に使う教育にもなり経済的です。
墨運堂ホームページ「墨のQ&A」より
少ない水で洗えて、そして黒い水をほとんど流さず、道具も長持ち!
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筆と硯だけでなく、心までスッキリしますね
まとめ
筆の洗い方は調べ始めると、きりがありませんよね・・・
それくらい、皆さん悩んでいるポイントです。

そんなとき頼りになるのは、墨や筆を作っている方々の知恵だと思います
いろいろ工夫しながら、自分のスタイルに取り入れてみませんか?
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